環境専門委員会

【2015年度】空調設備 夏期の運用方法変更「停止が無理と考えられていた設備を停止して省エネ成功」 

改善前

  • 都市ガス機器の空調用ガスヒートポンプ(以降GHP)の負担軽減を目指し、空調機AHU(エアハンドリングユニット)を効率UPしてGHPの負担軽減を試みた。
  • しかし、室内区画が工場創設時と大幅に変更されており、夏場はAHUがほとんど機能していないことが判明。(冬場は湿度を上げる為に必要)。装置停止による影響は軽微と考えられた。AHUを停止できれば、付随する装置についても停止が可能

改善内容

○クリーンルーム・事務所においてAHU停止によるCO2濃度上昇の問題は?
  ⇒問題なし

○クリーンルームにおいてAHU停止による環境でクリーン度の維持可能か?
  ⇒問題なし

○クリーンルームにおいてAHU停止による室内差圧は確保可能か?
  ⇒影響微小

○AHU停止によるGHP単独の空調により都市ガスの使用量増の懸念
  ⇒影響無

夏場のAHU・冷凍機(付随するポンプ)を停止し、電力量の削減に成功。

改善効果

2015省エネ 16_1

  • 電力使用量 空調全体で前年度比 406,453kwh削減
    921,614kwh(2012年度)- 515,161kwh(2013年度)
    = 406,453kwh
  • CO2排出量 153.6 t-CO2の削減効果
  • 投資金額 調査に要した人件費のみ

[改善への障害、注意点]

室内環境が大きく変化した場合(設備増、排熱条件増)、注意が必要。
排熱する装置が増加した場合には、AHU・冷凍機などの 能力がどうしても必要となる。