環境専門委員会

【2018年度】筒型4ケ撚機 機械整備による損失低減 

改善内容  

 【改善の背景】

本機は昭和41年製で稼働開始から約50年が経過しており、老朽化が著しい。機械的な突発故障を回避する上で、オーバーホールが必要な時期を迎えていた。

【構造】

筒型のケージをローラーで受け、主軸(ラインシャフト)を介して駆動する構造である。長期間に渡る経年劣化で芯ブレが発生していた。

2018筒型4ヶ撚機 10_1

    オーバーホール前

2018筒型4ヶ撚機 10_2 

    オーバーホール中

投資金額 オーバーホール費用 : 11,800(千円)

 改善効果 

メインモーター(DC75kW)の消費電力が18.9kWから

13.4kWへ減少した。

省エネ効果

(18.9kW-13.4kW)× 200h/月 × 12ヶ月 = 13.2千kWh/年

効果金額: 13.2千kWh/年 × 15円/kWh = 198千円/年

波及効果: 騒音が抑制され、作業環境が向上した。

注意すべき点     

整備に約1ヶ月を要するため、停止期間中の製造工程に留意する必要がある。