お知らせ

未来につながる電線教室 夏のリコチャレ2018開催

日本電線工業会は、2018年8月24日に「未来につながる電線教室」夏のリコチャレを開催しました。

内閣府、文部科学省は、日本の女性技術者・研究者数の水準を高めるため、理工系分野に対する興味関心や理解を向上させる取組を推進し、次代を担う女性技術者人材の育成に繋げる事業を行っており、これが通称「リコチャレ」です。
このたび当会は一般社団法人電線総合技術センター(JECTEC)と共同し、「未来につながる電線教室」を静岡県浜松市のJECTECにて開催しました。今回の主目的は、リコチャレ活動の有効性や、技術・製造系人材の慢性的な不足に悩む当会会員への活用の展開性の確認とし、また電線産業の認知度向上活動の一イベントとして実施したものです。また、女子学生に限らず男子学生も参加できるので幅広く応募できるものとなっています。


<教室のテーマ>
① 実は知らない電線の秘密
「電線てどんなもの」、「身近にある電線」、「こんなところでも電線が活躍」
をポイントに、写真や電線の実物に触れてもらいながら調査部が紹介しました。
② 電線製造会社の女子技術者の先輩のお話
タツタ電線(株)生産統括部技術部の筒井主任に、「タツタ電線に入社したきっかけ」、「新製品の開発秘話を交えた現在の仕事」、「家庭との両立」について子ども目線でわかりやすく紹介していただきました。
③ 体験学習
体験学習として、「たこ足配線実験」、「雷インパルス試験」などを見学、生のJECTEC試験現場を体験しました。
雷インパルス試験では放電や放電時の音に子供たちはビックリ。五感で感じる体験ができ、印象に残ったと思います。

 

タツタ電線 筒井主任のお話

  

【体験学習】

たこ足配線実験

 

雷インパルス試験

 

<子どもたちの声(一例)>
① どんな仕事をしたい?
まだわからない、ゲームのプログラマ。
② 電線について発見がありましたか?
いろいろな役目があることがわかった、使用目的に合わせた電線の種類があることが分かった、使い方を間違えると火災になる、硬さに違いがある、クマゼミの産卵で光ファイバが傷つくことがある。
③ 電線についてもっと知りたいことは?
耐久性は何年か、太ければ太いほど電気は多く流れるのか。
④ 電線教室をともだちに紹介しますか?
はい。

 


最後に、国の施策であるリコチャレの要領に沿って開催をしましたが、準備期間、案内期間や開催時期については検討の余地を多々残しました。純粋なリクルート活動ではありませんが、中高校生への就職先候補のPR活動として、検討をしたいしてみたいなどご要望やご相談がありましたら、どのようなことでも調査部までお尋ねください。次回開催についての検討は、2019年1月から開始します。

 

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