環境専門委員会

【2016年度】炉壁表面への断熱塗装

改善内容

ガス使用設備である熱風炉の炉壁表面温度は約60℃。実測データを元にエネルギー収支計算した結果、放熱量は 使用ガス量の40%を占めている事が判明。

炉壁の温度を下げるため断熱材を貼付けるのではなく、複雑な箇所にも施工できる断熱塗料に着目。

数種類の断熱塗料を炉壁の一部に塗り、性能・効果・投資額等を評価し、アクリル系の断熱塗装を採用した。

結果、放熱量が10%以上低減した。

改善前

断熱塗装「前」の炉壁状態

2016省エネ 12_1

改善後

断熱塗装「後」の炉壁状態

2016省エネ 12_2

図:使用ガス量の内訳

2016省エネ 12_3

改善効果

炉壁表面温度:10℃以上抑制

放熱量:10%以上抑制

使用ガス量:約10%低減

安全性が増し、暑熱対策にもなった

投資金額:500千円/台(面積25㎡)

効果金額:15千円/月・台(工場全体展開時120千円/月)